2019年4月1日月曜日

絶対ぐぐったらあかんで


ここ数年、数打ちゃ当たる勢いで
いろんな人と食事に行ったが
男も女もこの年代になると、ことは簡単に運ばない。


その夜は、私の家の近くのレストランで食事をした。

「●●のダウンタウンに行ったことないの?」

「ないねん」

「ほな、今からちょっとだけ寄ろう」

ということになった。








「きれいな車やねぇ」

車に詳しく無い私は
有名な車のエンブレムならわかるが
(トヨタとかホンダとかフォルクスワーゲンとか)

珍しい車のことはよくわからなかった。

きれいな車とか、青い車とか、大きな車レベルの表現法しかない。


見たことあるような気もしたが
とにかく、車にそんなに興味がないのでわからない。



「有名な車なん?」

「いや、別にいいけど・・マセラティ知らんのか・・・」

「マセラティて言うんや」

「ぐぐったらあかんで、絶対ぐぐったらあかんで!」

「うん・・・」

「ぜーーったいぐぐったらあかんで!」

「・・・」

「家に帰っても絶対ぐぐったらあかんで!」

「・・・」





帰宅後、妹きなこに電話した。

「なぁ、ぐぐるなよ、絶対ぐぐるなよってしつこく言うててんけど、
これってぐぐってくれってことやんなぁ?」

「うん。なんか聞いたことあるわ、高い車なんちゃうかなぁ」

↑こいつも車に詳しく無い。

「ダウンタウン寄るとかなんとかより、車見せたかったんかな」

「がっかりしはったんちゃう?じぇにたんが、マセラティ知らんかったから」


マセラティを知らんかったからか、
他に何か理由があったのか、彼から二度目のお誘いはなかった。

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